【昨日のヘェ〜】タクシー営業所の休憩室はこんな雰囲気。
街好き・人好き・釣り好きetc.な、、、東京タクシードライバーが、見・聞き・感じたTokyo Taxi Drive. 昨日のへェ~。
(はじめての方はこちらもご覧ください)
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タクシー営業所(うちの)の休憩室には
比較的大きなTVがあって、毎日、仕事明けや仕事前や仕事途中のドライバーが集まって、TVに向かって好き勝手なツッコミを入れたり、なんか食べたり、雑談したりしている。
連想したのが、、、
先日読んだ小説で、村上龍の「55歳からのハローライフ」。、、、主人公の祖母が海人さんで、体を張って生きてるから海人たちは仲間意識が強く、集まると今日はアワビが採れたの採れなかったの、採れないお前は心がけが悪いからだ、などと、とにかくよく喋る、よく笑う、食べ物を分け合う、、、みたいなことが書いてあった。
、、、タクドラの休憩室にもそんな感じがある。
休憩室の雰囲気を描くと、、、
ここは横並びのドライバーの集まりだからなのか?、あるいは、"女子"は掃除係の"おばちゃん"と保険屋のセールス女子が出没するくらいだからなのか?、、、ここは一応?オトナの集まりだがm(__)m、個性キャラ丸出しの集団で、けっこう言いたいことを言う。気まま。「これ食べなよ」と菓子や果物などが出てきたり、、、
休憩室に寄りつくドライバーが半分、寄りつかないドライバーが半分、、、チームワークじゃないから、寄っても寄らなくてもいいし、まったく自由。
入れ替わり立ち替わり、いろんなドライバーが入ってきて、よく見るシーンが、
「昨日はこんなことがあって、こうしたら、こんなんなっちゃっさー、こういう無理を言うもんだから、こう切り返したら、あっちがこう来たのさ、だから俺はこう言ったんだよ。そしたら、こうして、、、ああして、、、こうなったわけだよ」
、、、これじゃまったく分からないだろうが、具体的に書くのはむずかしいがm(__)m、内容は大事な共有情報のときもあるが、大抵は落語みたいな笑い話。「クレーマー対タクドラ対決」なども定番 ^^;
、、、休憩室はそんな場所だ。
あるドライバー仲間は、「ここは変わり者の集まりだ^ ^」と言っていたが、言い得て妙。けっこう同意する。
ここで言う"変わり者"は、世の中の多様性を認める。カテゴリー分けできても十人十色、一長一短、世の中いろんな人がいるよな、と優劣をつけないし、他人の流儀にケチをつけない、マイペース、、、
そもそも人は皆、生まれも経験も違うから、何処かしら少しずつ違っていて、自分を中心に"普通"という基準があり、プラスだマイナスだ、硬いの軟らかいのと言っているわけだ。
一年間に5000-8000人程度の人に会う東京のタクシードライバーは、そこらへんこなれているのか、話してみると色メガネの色が薄い人が多い気がする。
タクドラは、人間関係に年齢やベテランか新人かもあまり関係なく、出身地も北から南まで様々。キャラも個性的だし、特に上品でもない(上品な人もいる m(__)m)からか?、一般の会社なんかとはずいぶん違うイメージを持たれがちだが、
人間は本来、中央的な抑えつけがなければ、大体そんなもんだろう、、、それってやはり世間的には変わり者か d( ̄  ̄)?
タクドラは都会の漁師?
村上龍の小説じゃないが、、、タクシードライバーは、都会で舟を操る漁師か狩人みたいな仕事である。ある意味動物的?な仕事でもありながら、、、意外と知的好奇心もくすぐってくれる、、、特に楽ではないが、この大都会にあっては希少価値の仕事かもしれない。
ベテランの先輩や古いお客さんたちに聞くと、10-20年前はまだ世の中がゆるくて、自由過ぎるタクドラ^^;?もたくさん居たらしいが、昨今は厳しい世の中になり、そういうタクドラもあまり見かけなくなったというが、
ここには今もほどよく名残があるし、この雰囲気はなかなか居心地良いよ d( ̄  ̄)
今回の「大江戸たくどら日記」、、、完。
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♫ 勝手にエンディング曲 m(__)m
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by 大江戸巧氏(おおえどたくし)
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ドライバーが100人いれば100とおりの見え方があると思うけれど、、、