【昨日のヘェ~】スマホ時代。桜新町の魚屋、神田屋さん現象。
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タクシーで街を流していると
たまに、人気の少ない場所にある小さな店に、人が行列しているのを見る。当然、なんでこんな所に行列してるの?と気になる。
たとえば、世田谷の桜新町には、
神田屋さんという魚屋
がある。ごくふつうの商店街の魚屋の店構えだ。
わたしもタクシー乗務で、30人くらいの人たちが平日朝から行列して魚を買っているのを何度か見ていて。中には外車で乗りつけて買いに来ている人もいたりしてびっくり。
とうぜん「なに?」と思うわけで、
周辺の住人をタクシーに乗せた時、気になるその店の秘密を知りたくて、
「あの店って、なにか特別な魚でも置いてるんですか?」
などと聞くと、
「あそこは僕もよく行きますけど、特徴ですか、、、まぁ安くて新鮮ですね。まぁそれだけといえばそれだけなんですげどね」
とか、
「美味しいですよ。たしか何代目からしいんですが、神田屋さんは近所でお寿司屋さんもされてますよ」
など。
さすが土地の人は詳しい。
で、さらに踏み込んだ話になる。これもタクシードライバーの見聞の楽しみ。
「そうなんですよね、、、わたしインターネットの広告の仕事してるんですけどね、神田屋さんを見てると、ひとつの事にとんがるってことが、やっぱり大事なんだよな、って思うんですよねー、、、」
、、、なるほど、
安くて新鮮な魚?
たしかに、時代にもあってる感じがする。
今はスマホ時代=口コミの時代
美味しい、とか、安い、とか、すごい行列、とか3つくらいまでの、気になる、キーワードを聞いて欲求が動いたら、
手元のスマホで、
「魚 安い 桜新町」
などと検索したり、検索結果に欲しい情報がなげれば、自分だけが知ってる情報として書き込んだりもする、そんな時代だ。
それで、話題が話題を呼んで噂になれば、客が並び、さらに外車が乗り付ける。
それを見てバスや車やタクシーの中で日々話題になる。ブログやツイートやコメントや投稿が拡散する。さらにテレビや雑誌や新聞やラジオが取材にくる。さらに行列となり、神田屋さん的になる。
お店の商売は場所がすべて?
などとよくいわれるが、新規客はそうでも、リピーターやコアなファンは店が駅から遠くても、へんぴでも、多少高くても?、距離や苦労は関係ない。
ラーメン屋巡りする人なんかもそうみたい。
感動を確かめるためなら、北海道の旭山動物園にだって、飛行機乗ってでも行く。
わたし大江戸も行って買ってみたが、神田屋の店員さんたちは、伝統的な?イメージどおりの魚屋のおじちゃんやおばちゃんたち。
刺身を買ったがたしかに安い。わたしは食べなかったが手土産にあげたら「美味しかった」と喜ばれたし、こうしてブログねたにしている。
たぶん、神田屋さん自身は、デジタルな情報など何も情報発信していないのだろうが、シンプルに、お客さんに喜ばれるように、頑固にひとつの事を磨いたらこうなった、ということなのだろう。
今回の「大江戸たくどら日記」、、、完。
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♫ 勝手にエンディング曲 m(__)m
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追記しますm(__)m
その後、神田屋さんは鮮魚平澤さんに名前と経営者が変わりました。また神田屋さんのお寿司屋さんは変わらずやっています(^-^)
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by 大江戸巧氏(おおえどたくし)
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