【昨日のヘェ~】人の好みは十人十色。タクシー運転手は顔色を変えてはならない。
最近、バックナンバー投稿も始めたら初心に帰った気分。今回はそんな記事です。
(はじめての方はこの記事から)
タクシードライバーは見た。人の好みは十人十色。
数ヶ月前。世田谷区某所、午前中。お客さんのルックスはロックミュージシャン風。ルックスの予想を裏切り、その人は不動産会社の社長であるらしい。
昨夜何かのオフラインパーティー?が終わったのだろうか、、、
「、、、運転手さん、〇〇行って、、、高速使っていいから。適当によろしく、、、(電話がつながった様で)今から行って大丈夫かな? そう、カップルで入れる岩盤浴とかある? 二人だけになれる部屋。そうそう、そんな感じの。いいね。いくら? じゃあ今から行きますから。はじめてですよ。はい、予約よろしくー」
、、、今度は別の電話。
「、、、、、、あ、起きてた? 俺、分かる? まさかわからないなんて嘘言わないでね。うん、そうそう。だって俺の事気にしてたじゃない。とぼけちゃだめだよ、、、君、アップしてる写真よりぜんぜん可愛いよ。君クラスのコは滅多にいないよ。あの写真はわざとレベル落としてんの? そうしないと男が寄ってきて大変だから? 俺たちずっと見てたんだよ、、、」
「、、、ヘェ~、○○から上京してきたのぉー、、、だっぺぇーよー、XXXX〇〇〇▼▼▼、、、?+*‘{、、、」
と、速攻でその地方の方言でその地方の地元ネタなどを長々となまる。極めてどうでもいい内容だが延々としゃべる。とにかく熱心。じつにマメ。
「ところで、君、なにして食べてんの? ん? だって働かなきゃ生活できないじゃん。えー?それは嘘だー、それじゃ食ってけないでしょ、東京じゃ。どのくらいの広さの部屋住んでんのよ、、、俺、不動産屋だもん。はーん、彼氏と住んでんのね? それとも男に金もらってんの? 月いくらよ。俺、その倍出すから。それとも、親が金持ちとか? まぁ、君くらいかわいかったらお父さん何でもしてあげたくなっちゃうだろうね、わかるよ。、、、でもホントはデート嬢なんじゃないのー? 君くらい可愛かったらデートしたい男いくらでもいるでしょー」
「あの男、カレシ? 似合わないよ。釣り合いが取れてないよ。、、、お前は自分の価値がわかってない。別れちゃいなよ、俺と付き合おうよ。お前は今日から俺と付き合うよ。飽きたら、他の奴と付き合えばいいじゃん。俺の周り金持ちばっかしだよ。そのうち気の合うのが見つかるよ、お前はあの男じゃ満足しないよ。気軽に行けばいいじゃん」
「、、、東京って面白いね。何やっても金になるんだね。、、、俺、感覚だけで生きてる。感覚は自信あるよ。あれ売れるなとか。何も考えてなーい。何も考えなくても、何やっても金になっちゃうんだよね、???わかんない。どうでもいいよ」
「、、、オレ、もともとアイドルデビューしたんだけどさ、、、今はひたすら筋トレで。いつの間にかこんなマッチョんなっちゃったわけ。腹筋見たくない?、、、会社? あー俺の。なんか流れでこうなったけど、偶然なんじゃない?」
「、、、不動産の社長なんて何もやることなんかあるわけないじゃん。毎朝、朝礼やって「ちょっと外出てくるから」って、あとは毎日遊んでんの。そんなの当たり前じゃん。今日、なにしようかー。やること同じになってきて飽きちゃうんだよね、、、」
「住所どこよ? いいじゃん、今から行くよ。一緒に岩盤浴に行こうよ。、、、いいからいくぞ。タクシーで迎えに行くから、、、別れちゃえって、、、」
しゃべり倒して1時間。行き先も何度か変わって首都高C1をぐるぐる。けっきょく岩盤浴に行くことになり、
この人の軽い第一印象も「なんだか凄いな」に変わってきていた。
都内某所。彼女のマンションに到着。待つこと3分。
、、、わたし大江戸の心構えは出来上がっていた。
どんないい女が出てきてもあくまでクール。顔には出さない、と。
彼女が登場。、、、想像のイメージとの"ドデカい"ギャップに、思わず目を伏せ、堪えた。
うっそーん、ギャグじゃんかー!?(^^;)
だが男性客は軽い興奮の様子。、、、ほんと人の好みは十人十色だ。
他人の好みにケチつけるのは野暮なのだ(~o~)。
今回の「大江戸たくどら日記」、、、完。
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♫ 勝手にエンディング曲 m(__)m
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by 大江戸巧氏(おおえどたくし)
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