【昨日のヘェ~】お寺さんの跡取りの弟さんが談志似だった件。
先週の出番では、都内某所のお寺さんから乗ったお客さんのキャラが落語っぽくてなんだか良かった。
(はじめての方はこの記事から)
東京タクシードライバーは時折タイムスリップする。
東京でタクシードライバーやると街の歴史というか、いろんな層の東京、地層みたいな古い層のような東京に出会うことがある。
「俺んとこは、兄貴が住職で親父の跡継ぎなのね。だからまぁ、俺は遊んで暮らせるからありがたいよねぇ(^-^)」
文字で読むと不謹慎に感じるかもしれないが、このお客さんは悪い人じゃなさそう。人柄よし。
ん? この人だれかに似てるな。
「お客さん、立川談志に似てますねー(^-^)」
あの苦い顔の時の談志ではなく、機嫌が最高に良いときの笑顔の談志師匠のイメージだが。
「似てるかなぁ、自分じゃわからないや(^-^)」
飾りっけがない感じが似てるが、あんなけんかっ早くはない穏やかな雰囲気である。
「坊さんも都内の寺はけっこう困らずに食っていけるようになったんだよね、、、意外?そうかい。田舎の人がお骨持ってこっちに来ちゃうから。ひと昔前は坊主なんか副業しなきゃ食ってけなかったよ。寺の床に穴開いても、直す金もなかったね、しっしっ(^^;)、、」
、、、立川談志の話にもなり、
「、、、世の中には普通のやり方じゃありえないような型破りをやって生き残って名を残す人もいるね。談志も、落語の協会に楯ついてやめちゃって破れ太鼓みたいな型破りだね。男の意地なのかね、あれじゃついてく奴らもたいへんだ。「兄弟子(立川談志)のメンツであたしたちの将来つぶさないでくださいよ(^^;)」みたいな感じじゃないの?」
たしかにいる。わたし大江戸の友達にもいる。サラリーマンだが普通じゃない流儀でちゃんと出世してるし、世の中は杓子定規ばかりじゃないかないのだ。面白い。
、、、で、このお客さん、目的地に着いたら料金メーターはだいたい2000円だったが、3000円出してこう言った。
「いいのいいの、俺、ここ来るときは3000円って決めてるから(~o~)」
、、、やっぱり談志似かも。
「ありがたくいただいときます。お客さん、また会いたいですね」
たまに出会う、東京に残る江戸下町風情。
今回の「大江戸たくどら日記」は、、、以上です。
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♫ 勝手にエンディング曲 m(__)m
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by 大江戸巧氏(おおえどたくし)
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