大江戸たくどら日記~東京タクシードライバーのブログ~

大江戸たくどら日記~東京タクシードライバーのブログ~

東京の某中堅タクシー会社に50代で転職した仕事を楽しんでる側=タクシー向きドライバーのブログ。

【タクシー仕事考】タクドラは新卒向きではないと思う件。人手不足対策について。

少子化の影響で、景気が上がってくると人手不足という当たり前の状況になるのだが、 

 

 

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(はじめての方はこの記事から)

 

新卒でタクシードライバー

先日、タクシーのお客さんからこんな話を投げかけられた。

 

「、、、なんか最近は、新卒でそのまんまタクシードライバーになる人もいるっていうじゃない? 出世に興味がないし一人で気楽でいいっていうことらしいんだけど。昔は考えられないよね、、、」

 

、、、たしかに。

 

で、わたし大江戸はこんな風に答えていた。

 

「、、、んー、でも難しいんじゃないですかね。若い人は続かない人が多いと思いますよ。タクシーは乗車拒否できない仕事ですからねぇ」

 

、、、410円のお客さんだったので簡単に答えたが、ブログなので時間もある。すこしかみ砕いで書くと、こういうことになるだろうか。

 

まずは前述のとおり、

タクシーは「乗車拒否」ができない。

 

つまり、だれでも接客できなきゃならない。

 

とりわけ東京は大都会で、ありとあらゆる人種のるつぼ。外国人もいる。やくざもいる。偉い人もいる。かなり変わった人もいる。華やかな文化の中心ともいえるし、全国からの吹き溜まりともいえる。

 

タクシーのサービスは顧客を選ばない。公共交通だから選べない。タクシーの利用客は子供から余命いくばくもいない老人まで。知る限りお客さんの層が最大に幅広い仕事だ。

 

わたし大江戸は以前、広告畑で働いてもいたからあらゆる業界がクライアントで幅広い仕事だなーなどと思っていたのだが、タクシーはその比ではない。

 

話を戻すと、

 

プールや銭湯みたいに「入れ墨の方お断り」もない。善い人も多いが悪い人もいる。素晴らしい人もいる。短い時間で尊敬できる人までいる。顔も気持ちも美しい、かわいい女性もいる、話の面白い人、いろいろと楽しい出会いもあるが、中には金さえ払えば店員やドライバーなどは召使いか虫けらとでも思っているようなひねたクレーマーm(__)mもいる。

 

、、、タクシー車内は小説より雑多だ。

 

また、

タクシーは現場(車内)には上司や先輩はいない。

 

つまり「ピン芸人」である。

 

ピンで立つには、基本すべてを自分が判断していかなければならない。

 

お金を払って学生やって、勉強。研修、先輩に付いての見習い修行などは、ぜんぶ予行演習に過ぎない。

 

本番では成功だけでなく失敗の経験が貴重になる。懸命に働くことでしか実力はつかない。

 

若者よ、とにかく働け。自分のために。失敗をきちんと経験しろ。力強い明日のために。

 

それでどうすれば失敗しないかを頭をつかって体を使って改善してきた経験が必要で、独りでやって失敗するとだれにも文句は言えない。耐えて日々前進していかなければならない。

 

このブログで読者に伝えようとしているのは「楽しく、稼げるドライバーになるには?」。だから、失敗もいいと思うけれど、それを乗り越える「攻略法」と上達の「構え」を身につけてもらいたい。

 

それを考えると、タクシー向きの素地は、理不尽に耐えたり、悩んだり、なんとか攻略してきた経験である。つまり「場数」。

 

成功だけでなく、そこそこに失敗や理不尽もちゃんと体験しており、さらにそれに少し疲れ、ちょっと擦り切れてきたくらいが攻略法を理解するのにちょうどいい。

 

だからタクシードライバーは新卒ではなく中高年向き、となる。

 

対策と攻略法がわからないまま、若さゆえ、タクシーの面白さと自由さがわからないまま辞めていくのはじつにもったいない。

 

逆にいえば、だからこそ若手のドライバー不足であり、高齢化であり、社会経験してきた中途採用にチャンスがあるといえる。

 

世の中の裏表はじつに面白いのだ。

 

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ついでながら、

「平均収入」についても少し書きます。求職者は必見。

 

タクシー会社はドライバーが営業して稼いできたのを会社と山分けする業態である。だから、若いドライバーが多い方が煽ればシャカリキになって稼ぐから、会社の「業績」も、ドライバーの「平均収入」も高くなる。

 

だから、某大手のように、

 

「うちは若い人が多いです。平均収入も高いですよ」

 

という誘い文句には、目くらまし、誤魔化しがある。

 

年金組ドライバーはもはやシャカリキにやる必要もない。煽ってもまったりやるマイペースの年配者が少ない程=若いドライバーが多いほどその会社の「平均収入」は高くなる。

 

だから平均収入を上げるには簡単な話だが、若いドライバーを多くし、年寄りのドライバーを少なくすればいい。

「平均」とはそういう理屈である。

ドライバーからすれば、若くても年寄りでも稼ぎやすく、やりたいだけやれて、体の強い人も弱い人もマイペースでできる。そういうのがいい会社だと思う。とはいえ、まったりし過ぎていると緩すぎてだめだな、とも思うけれど、

 

、、、さじ加減が難しいところなんだろう。

 

ついでながら、

「人手不足対策」についても少し触れておくと、

 

【人手不足への対応】
・従業員の多能工化.兼任化 41.9%
・業務の一部を外注化 39.3%
・残業を増加 35.0%
・業務プロセスの改善・工夫 33.5%
・IT化、設備導入による省力化 17.9%
・他企業との協働化 15.1%
・女性の採用増 13.2%
・外国人の採用 8.7%  

 

これは「中小機構」がインターネットに公開してる今年5月の調査結果。

 

友人がSNSにアップしていたので拝借したm(__)m

 

つまり、人手不足に中小各社はどんな対策を講じているか?ということだが、

 

今の人手不足の最大原因は少子化。だから、若手の労働不足になるのは、景気が上がってくれば当たり前の話でもある。

 

ニュースの就職率のアップも景気が上がってきた現れなのだろう。けっこうな話じゃないですか? なんも悪い話ではない。

 

少子高齢化の流れに合わせていけばいい。これは中高年の働きを重視すべき傾向ともいえる。中高年が陽の目を見る時代の到来か?

 

上記の統計をタクシーに置き換えてみると、日本のタクシー業界はすでに100年の歴史があるからだろうが、なかなかこなれているなと思った。

 

以下寸評。

 

・従業員の多能工化.兼任化

⇒できてる。タクシードライバーの実務は、運転、営業、接客、会計、宣伝など、すでに多岐に渡っている。

・業務の一部を外注化

⇒二種免教習、研修、カード決済、人材募集など既にやってる。他に何かある?

・残業を増加

⇒タクシーは完全歩合。やる気あるドライバーは既に法定限界までやってる。

・業務プロセスの改善・工夫

⇒改善の余地あり。人間に完全は無し。不合理は正す意思あればOK。

・IT化、設備導入による省力化

⇒カーナビ、無線、カード決済など既。ハイテクだ。次は運転の無人化? 法整備、インフラ整備、、、まだ50年は無理だと思う。

・他企業との協働化

⇒提携や合併は資本や経営の話。職人であるドライバーは安全第一、健康第一で働けばOK。

・女性の採用増

⇒はじまってる。会社の受け入れ態勢と本人の腹が座れば男女差と能力は関係ないはず。

・外国人の採用

⇒試験は日本語だが頭脳優秀なら受かる人は受かる。根性次第で実務も可だが言葉には苦労あり。 

 

時代の流れに合わせて生きる。会社も改善。ドライバーも改善。それでいいのだ。

 

長すぎたか、、、今回の「大江戸たくどら日記」、、、完。

 

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♫ 勝手にエンディング曲 m(__)m

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by 大江戸巧氏(おおえどたくし)

 

 

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