【昨日のヘェ~】今どきの世相を葬儀のトレンドから覗いた。
街好き・人好き・釣り好きetc.な、、、東京タクシードライバーが、見・聞き・感じたTokyo Taxi Drive. 昨日のへェ~。
(はじめての方はこちらもご覧ください)
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わたし大江戸は50代。中高年は、誰が病気したとか、誰が死んだとか、そんな話題が自然と多くなり、人の死や自分の死に方も考えはじめる年頃でもある、、、
タクシードライバーは中高年の興味にも合う仕事?
ドライバーは交通事故と隣り合わせ。だから比較的身近に死を意識しやすい職業。だが、ドライバーでない職業も、アクシデントに巻き込まれる可能性はある。それぞれ仕事によりリスクが違うだけである。だから必要以上にチキンパートになっても仕方ない。、、、弱気は脳を怠けさすだけ。事故をやらないプロになればいい。
モノゴトは長短合わせてとらえるのが正しい。
タクシードライバーは、めちゃくちゃ儲かることはないが、真面目で健康なら70-80歳くらいまで長く働ける。自由がある。人間関係がシンプル。ゲーム&トークバラエティー的な面白さもある、、、
健康面も、酒、タバコ、運動、栄養、睡眠、、、体調が売上に直結するし、長く現役をやりたいタイプのドライバーなら健康管理は、スポーツ選手のように一般サラリーマンよりしっかりしている。
タクシードライバーは楽な仕事ではないが、わたしの場合、BMIもベスト体重になり、コレステロールは以前と変わらずやや高め、血圧は少し上がったが、眼精疲労もなくなり、酒が減ったからか肝機能も良くなり、、、トータルでは良くなった。
、、、以前の仕事は、PCの長時間使用で体をあまり動かさなかったし、睡眠は不規則、酒、タバコで、、、。今ほど体調管理をしなかったので。
タクシードライバーはマイペースで精神的には楽だとも感じる。
また、赤ちゃん、お年寄り、病人と話すことも多いので、生老病死を考える機会もある。
独りだし、いろいろ見聞きし、、、自分の体調や健康、そして死に方なども考える年頃、、、それを中高年の新しい趣味にしたような今日この頃である。
、、、お次はいつもの、、、昨日のヘェ〜。
今回は、昨今の葬儀の事情をじっくりと聞いてみた
そんな中高年ドライバーが、タクシー車内で聞いた、ある葬儀屋さんの話。
、、、1/初の仕事は昼間は暇だったが、昼間から6000円の中距離を乗ってくれた気前のいいお客さんは、葬儀の仕事をしている男性だった。
「葬祭業は、景気の波はあんまり受けないでしょ?」と聞くと、、、
「、、、残念ながらそうではないです、、、葬儀屋は、不況で単価が下がってる代表的な業種なんですよ、、、」
という返事だった。、、、?
「、、、最近は「家族葬」の人がすごく増えて、、、通夜すらやらないことも増えたし、、、社葬もぐんと減りました。、、、勲章までもらったような偉い人の葬儀まで「内々ですませます」ということも、、、たぶん、不況で家計が苦しい中、お付き合いで余計な負担をさせては申し訳ないとか、そんな気づかいがあるみたいで、、、」
という、、、。
「、、、子孫にも気をつかって、墓も買わず、「納骨堂」に入る人も増えました、、、値段ですか?、、、まちまちですが、こっち(東京)だと40-50万円で33回忌までは法要つきとか、80万円で永代供養とか、、、」
散骨とか自然葬も話題になってますよね?
「、、、海とか山に灰を撒く「散骨」は、実際はまだ数は多くないんですよ、、、海なら、船を独自でチャーターして撒きに行けば20万円、乗合で10万円、船頭さんに散骨頼めば5万円とか、それくらいですよ、、、」
あれって、法律的には撒いてもいいことになってるんですか?
「、、、「墓地埋葬法」という法律がありましてね、、、簡単に言えば、完全にパウダーにしなきゃダメで、撒くのはいいげれど埋めるのはダメ、ということなんです。だから、海なら大丈夫だし、山や林の場合は、土を掘って埋めたらダメだけど、撒けば問題なしという、、、今のところそうなってますね、、、都会では葬式も合理化されてしまって、"なくてもいいもの"になってきたのかもしれません、、、田舎の人とはまだまだ温度差があって、通夜がなくて墓がないなんて話をしても、びっくりされちゃいますよ、、、」
、、、とのことだった。
、、、三途の川も金がなくても最悪なんとか渡れるようだが^^;、、、日本人の気づかいは、良く解釈すれば、死んだ人より生きてる人の方が大事ってことかな。
今回の「大江戸たくどら日記」、、、完。
by 大江戸巧氏(おおえどたくし)
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