【昨日のヘェ~】タクシードライバーは早めに夏の音を聴く仕事かもしれない。
(はじめての方はこの記事から)
先週の土曜日。タクシー出番の昼間は、
東京プリンスホテルのパークタワーに行く途中、芝公園から蝉(せみ)の鳴く音が聞こえてきた。
いよいよ夏、ふたたび、、、
タクシードライバーは街中を走り回るから、都内のいくつかの公園など、ところどころで蝉が鳴き始めると、いよいよ夏なんだな、と感じる。
タクドラは早目、早耳の職業だと思う。
それは、タクシーが室内なんだか外なんだか、、、その中間みたいな車内のワークスタイルで、東京中をいろいろと見ながら移動するから。
また、最近思うが、、、
日本には四季があり、同じことを繰り返しても、退屈しにくく、去年の夏はどうだったとか、何年前はどうだったとか、小さな変化や違いを発見する。
四季があるから、タイムリミット(寒くなる前にここまでやっときたい、、、とか)もあり、物事を発展させやすい土地柄なのかもしれない。
ハワイやシベリアでこうはいかないでしょう。
また、テレビなどで広く知られているように、日本の象徴である歴代の天皇も自然観察が仕事のひとつのようだが、日本の文化伝統を重んじる人たちは、やはり同じような感覚でこの世の中を見て感じているようだ。
日本人は四季の自然の変化をよくよく観察してきたのだな、と。
先日、わたしのタクシーに乗ったお客さん、品の良い感じの70代?女性もそんな感じの人だった。
「、、、梅雨明けの頃は、蝉が鳴き出すんですよね。、、、わたしも小さいころは男の子たちとよく、竹の棒にトリモチつけて蝉とりをしましたよ、、、」
、、、 セミ、ベタベタじゃないですかー。
「、、、アブラゼミは「ジージー」、ミンミンゼミは「ミーンミンミンミン」でしょ? ニーニーゼミは小さいけどうるさいんですよ。あれは外来種らしいですね。最近改めて見てみたら、アブラゼミはずいぶん小さくなったような気がします。子供のころ見ていたのはもっと大きかったと思うんですけど、、、気のせいだとは思わないです。たしかにそうだと思うんです。外来のセミたちに勢力で負けてしまっているのでしょうかねぇ、、、」
、、、お客さん、よく見てますねぇ。
「、、、立秋が来ると、今度はツクツクボウシが鳴き出すんですよね。ちゃんときまったように、、、やはり日本の暦はよく当たりますね。昔の人たちの観察力はすごいですよ。ちゃんと見てるんですね。、、、それと日本の里山に行くと、ヒグラシ(カナカナ)が鳴いて、あれ、とても良いですよね、、、」
ヒグラシですか。山のキャンプ場の夕方とかも、「カーナ、カナ カナ カナ」って、あれ癒されますよね。
、、、そろそろ梅雨明け。いよいよ夏の始まり。
今回の「大江戸たくどら日記」、、、完。
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♫ 勝手にエンディング曲 m(__)m
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by 大江戸巧氏(おおえどたくし)
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