【昨日のヘェ~】タクシーは社会科的な仕事。森の石松と文明開化!?
(はじめての方はこちらもご覧ください)
タクシー仕事の暇な空車時は気の休まる時間で、
先週は気まぐれに、スマホ、Youtubeで「浪曲」なんぞ聴いたりしていた。
有名な浪曲。江戸の情緒があり、節回しはブルースギターにも似たところありで、なかなか良い。
BB King - The Thrill Is Gone - Live In Africa '74 - YouTube
、、、まぁいいか。
タクシーと浪曲に話を戻すと、
「飲みねぇ飲みねぇ。寿司食いねー。江戸っ子だってねー、、、神田の生まれよー」
この神田生まれの男、たぶん、石松と同じ渡世人か、あるいは仕事でたくさん旅していて各地の事情に詳しい様子。
タクシードライバーも、ホテルから式場から何から、つい比較して格付けしてしまうところもある。いろんなものを数見て回ることになる仕事である。
うーむ、どこか似ているな~。
タクシー見聞、昨日のヘェ~
先日の出番も、じつにいろんな場所に行く日だった。記憶に残ったシーンは、、、
渋谷から東名高速で川崎インターでたまプラーザに行った時の絵が鮮やかに蘇る。
陽の光がきれいな快晴の午後、東名の下りを走りながら目を引いたのは隣りを走っていた
ひときわ目を引く「岩手ナンバー」だった。
まさにあれを「傷ひとつないビカビカ」というのだろう。まっ黒のボディーにビカビカの銀のクラシカルなバンパーが綺麗で。よくわからないが、トヨタのエンブレム、逆輸入らしき?ピックアップバンを改造したのか? やたらとカッコよくてねー、
運転席は、白無地のヘインズTシャツ?にサングラスのこれまた良い顔立ちの30代の?男性。アクセルを踏み込む度合い、タイミング、ハンドリング、ラインどり、、、完璧にシブい。
たまプラーザ行きを所望された乗車中のお客さんと「めちゃくちゃカッコいいね」としばし盛り上がった。
あの1台の車、、、岩手の株を押し上げたね、と。
、、、たまプラーザに到着。
またすぐ東京に引き返し、用賀インターで降りると
用賀駅で手が上がった。
今度はきれいな女の人で、品がある。
「ちょっと遠いですけどいいですか?
横浜の迎賓館に行って欲しいんです
わかりますか?、、、」
と。
「横浜の迎賓館、ですか?、、、行ったことないですけど、、、あの明治時代の、、、文明開化の、、、教科書で習った"あれ"ですよね?」
と返すと、
「ええ、"あれ"だと思います。私も行ったことないのですが、披露宴に呼ばれて、、、」
ナビを入れる。住所は横浜市西区。中華街や元町の近くか?、、、ふむふむ、なるほど。
レッツゴー。
今度は、玉川インターから第三京浜に乗ってヨコハマへと向かった。
さっき見た「岩手ナンバー」の話をすると会話も弾んだ。
「、、、迎賓館で結婚式やって、そのまま披露宴ですかー。東京から人を呼ぶっていうのもそうとう思い入れがあるんでしょうね、親戚が横浜方面の人とか?、社交ダンスかなんかのご縁なんでしょうか?」
「分からないですが、ホント凄い。豪華ですよきっと、、、明治維新とか日本の歴史が好きなのかもしれないですね」
「、、、借りるのも高いんでしょうねー」
「どんなところか、楽しみです。なんだかワクワクしてきました、、、」
会話が弾むうちに、高速を三ツ沢で降り、いよいよ横浜の桜木町近くまで来た。
ナビを拡大すると、迎賓館は野毛山動物園のすぐ脇にある。
なども遠くない位置にある。
イマジネーション。
幕末に黒船で開港、、、外国船が港に、、、要人を迎賓館に招き毎夜社交ダンス、、、港を中心に繁華街となり、、、動物園、大道芸人まつり、、、♪ヨコハマ、たそがれ、ブル~スー~♪
という流れになるのか?
迎賓館に到着した。
正面入口はなんとも現代的で綺麗なガラス張りの壁で、その向こう側に背の高いたくさんの竹をあしらった洒落た建物だった。
「はぁー、これが教科書の"あれ"ですかー」
そこには当時を思わせる燕尾服や綺麗な和服の男女が集まっていた。
「ありがとうございました。お忘れ物ないよう、、、」
と感慨に耽るのも束の間。
さぁ次、次!
高速に乗って東京へ帰ろう。夜のとばりが降りたから、東京はこれから稼ぎ時だから。 このあとはどんなところに行くのか。
【後記】いやー、間違えました、あー勘違い。教科書で習った"あれ"は「迎賓館」じゃなく「鹿鳴館」が正解でしたm(__)m;。薄っぺらな知識で感覚だけで書いてるブログだということが伝わったかと思います(^^;)
今回の「大江戸たくどら日記」、、、完。
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♫ 勝手にエンディング曲 m(__)m
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あー勘違い。
by 大江戸巧氏(おおえどたくし)
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