【上達のココロ】”ビギナーズラック”について考えてみた。
タクシーで学ぶ、、、ビギナーズラック、、、上達のココロ。
(はじめての方はこちらもご覧ください)
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釣り、ギャンブルなどのゲームや勝負事の世界には「ビギナーズラック」があると言われるが、タクシーでも同じようなことがある、、、これもタクシーのゲーム性だろう。
タクシーのビギナーズラック?
経験で言えば、、、始めたばかりの頃は「万収」(まんしゅう=1万円台の1営業売上。2万円台=にまんしゅう、、、業界用語)をバンバン当てたなぁ、とか、、、思わぬ場所でいいお客さんが乗ったっけ、とか、、、そんな感覚はある。
、、、「ビギナーズラック」とはいったいどういう現象なのか?
ビギナーズラックについて考えてみた、、、
もしもビギナーズラックの正体が分かり、起きる理由が分かれば、それを意識して再現すれば、上達につながるはず、、、
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まず、、、過去の記憶というものは曖昧で、とかく「昔は良かった」と思い込みがち。だが、実際にデータを取って見てみると、無意識に改善した記憶と違っていたりもする、ということはある。
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また、釣りもギャンブルも株も、、、もしかしたら、「ビギナーズラック」を一定割合で偶然に経験した人たちが、深みにハマってそれを続けているという場合も少なくない、、、だからビギナーズラックはある!という伝説が生まれる、という仕組みもあるかも。
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、、、タクシーの場合、初心者はパターンを模索し、無我夢中、ガムシャラな状態。「典型」に囚われない(そもそも知らない)から、ベテランの典型パターンから見てみると意外だと感じるような「思わぬ場所」を当てたりもする。
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だが、、、その場所も時間も、「再現性」が低い場合が多い。だから深追いしても効率が悪い、いわゆる「あまり良いポイントではない」ことが多い。
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初心者は「無心だからいい客を当てる」とも言われるが、振り返れば、、、無心ではなく、シャカリキ、雑念だらけ。
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初心者が持つ、怖いもの知らずで貪欲に食らいつく姿勢は、たしかに好結果を生みやすい、、、失敗イメージがなく、イケイケな状態だから。だが、リスクを体験しているベテランから見ると危なっかしい。よく言えば去勢されていない、のびのびしている状態。
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初心者であるほど、まだセオリーを確立できていない。だから無駄が多く、疲れやすい。たまにヒットやホームランも打つが、やはりアベレージが安定しない。
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初心者は習ってきた基本をやろうとはするが、まだ腑に落ちていないし、実際、身についていない。だが、基本の裏をかくような裏読みや俺流、我流もまだ出てきていない。「損得勘定」もできないし、限界を知りたいから、ただ必死に食らいつく。分からないながらもその「一生懸命さ」が何かを引き寄せているのかもしれない、、、ここが謎。
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損得勘定とは、たとえば、、、東京のタクシーの場合、23区の端っこ辺りから外側に向けてロングが出ると、帰りが空車でロスがでてしまう、、、だから損得勘定するベテランはそれをあまり喜ばない、など。
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ベテランの損得勘定は、万収よりもむしろ、3000円、5000円を「如何につなぐか」を工夫し、自ら設定した「下限額」を下回らないように意識しつつアベレージを意識する。だから安定感がでる。
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反面、ベテランが失いがちな、ビギナーの「冒険心」や「貪欲さ」、定石に囚われない「自由さ」や「無分別」、悪いサインに気づかない良い意味での「鈍感さ」、どんなヒットも喜べる「無邪気なマインド」こそ、学ぶべき点ではないか?
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ビギナーズラックには、まだ研究すべき可能性や謎が潜んでいる気がする。
、、、メモが皆さんに役立てば幸いです。
ビギナーズラックについて、経験したことや、思うことなどを、ぜひご意見くださいm(__)m。
by 大江戸巧氏(おおえどたくし)
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